ダブルケアの運動会シーズン、弁当作りに時間がないなら市販品と冷凍食品を正々堂々使っていい

※この記事は2026年8月30日現在の情報をもとに更新しています。 食品の保存方法や学校の持ち込みルールは、商品表示と学校からの案内を優先してください。
子どもの運動会と親の介護が重なるダブルケア(育児と介護を同時に担うこと)の時期は、弁当作りに時間がないと悩む方が多いものです。結論から言うと、市販品や冷凍食品を弁当に使うことは、手抜きではなく立派な工夫です。限られた時間の中で子どもにも親にも向き合うためには、道具を賢く使うことが何より大切です。あなたが罪悪感を持つ必要はまったくありません。
なぜダブルケア世帯は運動会前が一番きつくなるのか

小学生の子どもがいる40代の家庭では、運動会前は準備物の確認や当日の応援で予定が詰まります。同じ週に親の通院やデイサービス(日中に高齢者を預かり、食事や入浴などの支援を行う通所介護サービス)の調整が重なることも珍しくありません。子どもの行事を優先したいのに、親の体調不良が重なると予定が一気に崩れます。この構造的なしんどさは、あなたの努力不足ではなく、単純に手が足りていないだけなのです。
前日仕込みで当日の負担をゼロに近づける時短術
当日の朝の負担を減らす鍵は、前日夜の仕込みです。以下の手順を参考にしてください。
- 夜のうちに冷凍おかずを冷蔵室へ移し、自然解凍を進めておく
- 卵焼きやミートボールなど作り置きしやすいおかずを1〜2品仕込む
- 冷凍食品はまとめ買いしてリスト化し、在庫を切らさないようにする
- お弁当箱と保冷剤を前日のうちに出しておく
この4つを済ませておくだけで、当日の朝は詰めるだけの状態に近づきます。
ダブルケアお弁当、賢く選べば罪悪感ゼロの市販品リスト
運動会弁当に使いやすい市販品は、探せば意外と多くあります。
- 冷凍の唐揚げやエビフライなど、自然解凍OKタイプのおかず
- プチトマトやブロッコリーなど、洗うだけで彩りになる冷凍野菜
- スーパーの惣菜コーナーの卵焼きやウインナー
- おにぎり用の混ぜ込み具材(ふりかけタイプ)
これらは「サボる」ためではなく、限られた時間の中で栄養と彩りを両立させる賢い選び方です。
運動会当日・前後の親の介護をどう組み込むか―デイサービス延長とショートステイの仮予約

運動会の日は朝が早く、帰宅時間も読みにくくなります。そのため、事前にデイサービスの延長利用や、ショートステイ(数日間、施設に短期入所して介護を受けられるサービス)の仮予約をしておくと安心です。目安としては、行事の2〜3週間前にはケアマネジャー(介護支援専門員。介護サービスの調整役)へ相談を始めましょう。担当者会議の場を待たなくても、電話一本で相談してかまいません。
【山本利也(ケアマネージャー)からのひとこと】
ケアマネとして現場で感じるのは、行事の日だけの一時的な調整は早めの一言で驚くほどスムーズに動けるということです。たとえば運動会の前日にショートステイを1泊仮予約しておくだけで、当日の朝の負担がぐっと減ったご家庭を何組も見てきました。担当者会議を待つ必要はなく、電話一本で「行事の日だけ延長できますか」と聞いていただいて大丈夫です。
介護サービス調整の相談先―地域包括支援センターに聞いていいこと
行事の日だけ一時的にサービス時間を変更したいという相談は、地域包括支援センター(高齢者の暮らしを地域で支える無料相談窓口)やケアマネジャーにして問題ありません。「わがままかもしれない」と遠慮する方もいますが、行事に合わせた一時的な調整は日常的に寄せられる相談です。まずは電話で状況を伝え、可能な調整方法を一緒に考えてもらいましょう。※最新の制度内容は各自治体にご確認ください。
運動会前日・当日のダブルケア段取りチェックリスト
| タイミング | 弁当準備 | 介護の調整 |
|---|---|---|
| 1週間前 | 冷凍食品・市販品の買い出しリスト作成 | ケアマネへ延長・仮予約の相談 |
| 前日 | おかずの解凍・作り置き、弁当箱の準備 | ショートステイやデイサービスの最終確認 |
| 当日朝 | 詰めるだけの状態から盛り付け | 送迎時間・連絡先の再確認 |
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